ご挨拶
皆様方におかれましては、お元気でご活躍のことと拝察いたします。
早いもので、私の2期目の市政運営も、任期が約半年となりましたが、これまで市保健所の運営など、中核市のメリットを最大限に活かした事業を着実に進めるとともに、子育て・保育環境のさらなる充実や、市内経済の活性化、都市基盤整備の推進など、60万市民の目線に合った様々な行政サービスを展開して参りました。
昨年末に「本当に住みやすい街大賞2021」が発表され、一昨年の「2020」に引き続き2年連続で川口が堂々の第1位に選ばれました。
このランキングは理想ではなく、実際にその地域で生活するという視点から住環境、交通の利便性、教育・文化環境、コストパフォーマンス、発展性を基準に1都3県の中から、本当に住みやすい街を選んで順位付けしたものとのことで、選ばれるまちづくりの推進に全力で取り組んでいる私といたしましては、2カ年にわたりこのような非常に高い評価をしていただけたことは、大変うれしい限りであり、これもひとえに市民の皆様のご協力の賜物と深く感謝いたします。
コロナ禍における大きな明るいニュースをお届けすることができました。
さて、令和3年度の一般会計当初予算は、ワクチン接種などの感染症対策に要する経費を計上するとともに、本市の今後の発展を見据えた取り組みにしっかりと予算配分するため、2,096億円の市政施行以来最大規模の積極的な予算としたところです。
こうした中、ワクチン接種につきましては、県下最大規模の接種会場を確保し、集中して数多くの接種を実施するほか、診療所などの医療機関での個別接種においては、協力金を支給させていただき接種を加速するなど、本市独自に様々な手法を駆使する「川口モデル」を構築して、接種を強力に推し進めております。
また、これまで長い間実現に向けて検討を重ねてきた事案でありますが、昨年はNHKによるSKIPシティの川口施設が発表され、さらに埼玉県が本市の北部に(仮称)川口北警察署を令和8年度の予定で新設することが、大野県知事により実現することとなりました。
湘南新宿ライン等の中距離電車の川口駅停車などにつきましても、引き続き、実現するまで取り組んで参る所存であります。
これからも多くの方々に「住みたい、住み続けたい」と思われる「さらなる選ばれるまち川口」の推進、特に中核市として風格のある文化の高揚を図るための美術館の建設、自然環境を守るため、多様な昆虫が住める多くの雑木林の再現、さらには市民の皆様の健康増進と賑わいの創出のため新たなスポーツ拠点の整備等に取り組んで参りますので、皆様方の引き続いてのご支援をお願い申し上げまして、ご挨拶とさせていただきます。